
新JIS規格に準拠した回路記号で行う電気設計
2020/03/23
トレンド
日本電機工業会(JEMA)より制御盤2030のホワイトペーパー(PDF)が公開されました。
制御盤業界における課題や背景から制御盤業界のあるべき姿とこれからの在り方などがまとまっています。
EPLANが目指す「設計から製造までつながる電気設計」「制御盤製造」と通ずるところがあるので、是非より多くの人にこのホワイトペーパーを見ていただきたく、簡単にまとめて紹介しています。
全文はJEMAのHPで公開されています。
市場のグローバル化、最終製品の多様化など多くの環境変化に合わせて生産設備の高機能化が求められています。そのため制御盤に搭載されているFA機器も増加、配線作業も複雑化するという事が起こっている。
制御盤業界に携わる技術者/技能者の減少が進んでいる。
多機能・高性能・小型化が進み、盤の省スペース化、筐体レス化につながるようなものも出てきている。
産業用設備のネットワークに関するオープン化。システム全体としての最適化や製品ライフサイクルとしての全体最適が求められる。
2.機能ブロックであるPLC等が実行する制御プログラムやCADデータ、受注、調達などのソフトウェアのモジュール化
再利用及び変更可能なモジュールデータ構造を採用し、回路図、配線図、3D及び2D部品図表の帳票データが連携した効率的な修正・変更作業が可能。
設計データの保存用フォーマットを標準化し、国際規格とする活動が進んでいる。2019年4月にIECでメーカーに依存しないプログラムの標準フォーマット(PLCopen XML)が発行された。
AutomationMLは工場やプラントに必要な設計データをXMLで総合的に表現することができるため、各種エンジニアリング・ツール間のデータ交換標準として欧州を中心に普及が進んでいる。
制御盤製作において、板金、塗装、組配などの各製作工程の担当業者がネットワーク接続された生産情報を共有することでサプライチェーンに渡る生産システム全体の最適化を実現できるようになる。
WEBを経由した技術営業、調達(受発注)も活用されるようになる。例えば配電盤・制御盤の製造に必要な筐体の加工をWEB上で設計~図面完成~見積~発注ができ、短納期化を実現するサービスなどである。
制御盤のコンポーネントとそれを操作する人・保守する人がつながることで設備の状態を監視し、故障を事前にとらえ、最適な生産を継続することが可能になる。
機器がネットワークにつながると製造ライン変更による設備変更が発生した場合においても速やかに稼働して製造することができる。
QRコードを活用して設計情報をスピーディーに入手し現場で活用する仕組みや、AR技術も活用しながら保全効率の向上をはかる取り組みもIoT化の1つである。
続きは、下記 制御盤2030ホワイトペーパー全文からご覧ください。(日本電機工業会のサイトページに移動します。)