制御盤のデジタルツインを活用して盤製造コストを削減!

制御盤のデジタルツインを活用して盤製造コストを削減!

制御盤における「デジタルツイン」とは、実際に納品される盤と全く同じ、3Dデータの盤を指します。
制御盤のデジタルツインを作ると、どうして制御盤の製造コストが削減できるのでしょうか。

現在の制御盤製造の流れ・課題

制御盤を製造の流れ・課題について、EPLANがお客様とお話をしていると、このようなことをよく教えていただきます。

  • 回路図・部品表・ケーブル図までを設計者が作成している
  • パネルレイアウトは制御盤メーカーにお任せしている
  • 制御盤メーカーの技術者の長年の経験と知識に基づいた部品配置
  • 必要なケーブルの長さは、設計段階ではわからない
  • 配線は現場あわせのため、最終図面には残らない など。

このような課題は「制御盤のデジタルツイン」で、どのように解決できるのでしょうか。

制御盤製造でデジタルツインを使うメリット

まず初めに、制御盤のデジタルツインを使うメリットをざっと挙げました。

  • 制御盤を作る前に、部材がすべて収まるかどうか確認可能
  • 設計時に適切な制御盤のサイズがわかる
  • デジタルツインを使い、発注元や盤メーカーと制御盤の完成形の確認を事前できる
  • もし設計変更があっても、デジタルツインはバーチャル試作品なので、コストをかけずに対応可能 
  • 設計時に配線ルートが決まるので、現物あわせの作業は不要
  • 接続リスト等の各種帳票は自動生成
  • 決められている配線ルートに沿って接続すれば、配線作業が完了。回路図を読む必要がないので、誰でも配線作業が可能
  • 部品位置を変更すると、配線長も自動で変更される。
  • 部品、レール、ダクト等の取り付け穴あけテンプレートは自動的に生成
  • 加工機器用の穴あけ寸法データをエクスポート可能
  • 納品後のメンテナンス作業効率向上
P5_パネルのレイアウト.jpg参考:EPLAN 2Dパネルレイアウト
今まで制御盤メーカーが現場の現物にあわせながら作業していたことが
ほぼ設計段階で決めることができます。
制御盤メーカーが、提供された回路図や部品表などの帳票類にある、
不備不足を補いながら作業するようなことも、ほぼ必要なくなります。
今まで余剰にかかっていた工数や、
見落としていた必要部品のコスト、間違えて発注していた部品のコスト、
多めに発注していたワイヤのコストなどを適切にすることができます。

制御盤のデジタルツインの作り方

材料
  • 3D部品データ(仕様・定格情報等を含む)


1.部品データの準備
設計で使用する電気部品に、
部品の仕様や定格情報、3Dレイアウトなどのデータを持たせます。
この部品データを使い、電気設計者は回路設計を行います。

20161103_Grafik_EPLAN_Data_Portal_blog.jpg
参考:電気設計部品データのポータルサイト EPLAN Data Portal

2.電気設計

3.制御盤のレイアウト設計
制御盤内のレイアウト設計を行います。
使用する部品の3Dデータを利用し、仮想の制御盤内に部品を配置していきます。
現場の技術者が物理的に盤筐体と部材を目の前にしてから配置や配線を決めるのではなく、
電気設計者がパソコン上でレイアウトを決められます。

ここで作られた制御盤の3Dレイアウトデータが「デジタルツイン」となります。

 ▼制御盤のデジタルツインについて動画で確認する▼

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