世界標準の電気設計CAD EPLANブログ

EPLAN eSTOCK|クラウド型部品データへのアクセス

作成者: Admin|Oct 20, 2022 10:30:00 PM

部品データは、エンジニアリングプロジェクトの中心です。通常、EPLANの部品データベースは会社のネットワークドライブに置かれ、すべてのEPLANユーザーと共有されています。EPLANだけでなくほかのソフトウェアを使って設計している企業も同じように、会社のネットワークドライブにデータがおかれています。

しかし、設計者が自宅やオフィスなど、働く場所の制限なく仕事をするハイブリッドワークの世界に柔軟に対応するには、会社のネットワークドライブを介しての部品データ共有するのではなく、EPLAN eSTOCKというあたらしいソリューションがおススメです。

クラウドでEPLAN部品データを管理・共有

EPLAN eSTOCKは、技術情報、画像、ドキュメント、マクロなどのEPLAN部品データを管理・共有するためのクラウドベースのソフトウェアです。EPLANプラットフォーム2023からeSTOCKに部品データをアップロードし、インターネットブラウザで閲覧・編集・共有することが可能です。お客様はクラウド経由で簡単かつ安全に部品を共有し、アクセスすることができるようになりました。

EPLAN eSTOCKは、自宅や現場、社内ネットワークから離れた場所で作業するユーザーや、プロジェクト関係者と部品情報を共有したいユーザーなど、様々な関係者と安全なクラウドコラボレーションを通じて部品データの共有ができます。

 ユーザー管理ツールにより、eSTOCKの部品データベースにアクセスするすべての人に、アクセス権限を定義し、権利を割り当てることができます。データの安全性を確保し、部品の管理・作成が必要な人にアクセスを限定することで、部品データの品質を維持することができます。

eSTOCKのメリット

  • 部品データが全社的に統一される
  • データメンテナンスの手間が省ける
  • 場所にとらわれず、部品データベースに素早くアクセス可能
  • 社内外との連携を強化

一度EPLAN Cloudにアップロードされた部品データは、プロジェクトに関わる全員が一元的に閲覧することが可能です。

VPN経由で部品データベースにアクセスするのは時間がかかりすぎた

ベータテストに参加したユーザーの声を紹介します。

Autewe GmbH 電気設計責任者 Markus Beirer氏

「VPN経由で部品データベースにアクセスするのは時間がかかりすぎるため、在宅勤務の場合、従業員は部品データベースのローカルコピーで作業していました。しかし、ローカルで作成された部品は、定期的にサーバー上のメインデータベースと比較されることはありませんでした。 将来的には、すべての従業員がEPLAN eSTOCKを使用するため、一元化されたデータベースで作業することになります。」

「部品データを何度も作成する必要がなくなるため、生産性の向上が期待できます。チームでの作業もより簡単になります。」


P&V Panels エンジニアリングコーディネーター Berny Pellaers氏

「私たちの会社では、エンジニアリングは様々な場所で行われており、それぞれの場所で専門分野があります。EPLAN eSTOCKのおかげで、各拠点に必要な部品を正確に提供することができるようになりました。データの共有は効率的で、必要に応じて簡単に調整することができます。」


Kaltschmid Industrial Engineering GmbH Ronny Kaltschmidt 氏

「私の意見では、EPLAN eSTOCKは、会社全体で使用される部品データの複雑なメンテナンスを一元的に管理するための、絶対に正しいアプローチだと思います。クラウドベースの部品管理は、お客様や私の会社に大きな時間短縮の可能性を与えてくれると期待しています。」

 

部品データ eplan cloud estockeSTOCKで公開される部品には、画像のほか、部品番号やオーダー番号、品目説明、ERP番号、メーカー情報など、必要なデータがすべて含まれています。

エンジニアリングデータの一元化

SQLサーバーソリューションや仮想デスクトップインフラは、複雑で高価なものです。EPLAN eSTOCKを利用することで、企業は自社のITインフラを維持する時間やコストを節約できるため、リソースをより有効に活用することができます。さらに、一元化されたデータを使いエンジニアリングができるので、データの一貫性と品質も向上します。

EPLANのサブスクリプションライセンスをお持ちのユーザーは、追加費用なしでEPLAN eSTOCK(EPLANプラットフォーム2023から)を使用することができます。