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電気設計でクラウド共有サービスを使うべき5つの理由とEplan eMANAGE - 世界標準の総合電気設計CAD EPLANブログ

作成者: Admin|Jul 8, 2024 3:00:00 PM

現代の電気設計の現場では、プロジェクトの効率的な管理とデータ共有が重要です。

メールやPDFを用いた方法では、情報の遅延やバージョンの混乱が生じがちです。こうした課題を解決するために、Eplan eMANAGEというソリューションをEplanは提供しています。

このツールを利用すれば、電気設計者が図面をPDFに出力、メールにファイルを添付して送信といった業務は不要になります。Eplanプラットフォームから直接クラウドへプロジェクトをアップロードし、チーム内でEplanプロジェクトを安全に共有、管理します。
特に、リアルタイムでの情報共有や、プロジェクトの進捗管理が、従来の方法に比べて格段に向上します。

この記事では、Eplan eMANAGEを使うべき5つの理由を通して、eMANAGEの基本機能、メリット、そして導入の簡単さについて、紹介します。

もくじ
  1. リアルタイムでのプロジェクト共有
  2. 複雑な設定や導入作業は不要
  3. 細かくユーザー権限管理ができる
  4. パソコンで共有された図面に赤ペンを入れる
  5. いつでも最新データを関係者で共有
  6. Eplan eMANAGEの基本機能
  7. 導入の簡単なステップ
  8. 具体的なメリット
  9. 製品デモをリクエスト

1. リアルタイムでのプロジェクト共有

Eplan eMANAGEを使用すると、電気設計者はプロジェクトの最新情報をチーム全体とリアルタイムで共有できます。これにより、設計の変更や更新が即座にチームメンバーに伝わり、誤解や情報の遅れを防ぐことができます。

 

例えば、設計図の修正があった場合、従来のメールやPDFでの共有では時間がかかり、情報の齟齬が生じる可能性がありました。しかし、eMANAGEを利用することで、修正された設計図を即座にチーム内で共有し、全員が最新の情報に基づいて作業を進めることが可能になります。これにより、プロジェクトの進捗を迅速かつ正確に追跡し、効率的な作業進行を実現できます。

 

2. 複雑な設定や導入作業は不要

EPLAN eMANAGEは直感的なインターフェースと簡単な導入プロセスを持つソリューションです。eMANAGEでは、複雑な設定や導入作業は不要です。プロジェクトのバージョン管理やアクセス権の設定も簡単に行えるため、設計者はプロジェクトの進行状況を一目で把握し、必要な情報に素早くアクセスできます。

設計プロセスの効率化が図られ、時間を節約しながら品質の高い作業を行うことが可能になります。また、チーム内のコミュニケーションもスムーズになり、プロジェクトの進行がより円滑になります。

3. 細かくユーザー権限管理ができる

機密情報を含む設計データは、適切なセキュリティ対策が不可欠です。EPLAN eMANAGEでは、プロジェクトへのアクセス権を細かく管理できるため、不正アクセスや情報漏洩のリスクを軽減します。例えば、特定のプロジェクトメンバーのみに閲覧や編集の権限を与えることができ、外部に漏れることなく安全にデータを共有できます。

また、クラウドベースのサービスであるため、データのバックアップや復旧も容易になり、万が一の際にも迅速に対応できます。

4. パソコンで共有された図面に赤ペンを入れる

eMANAGEでアップロードしたプロジェクトに変更・修正箇所の指摘を入れることができます。

それがEPLAN eVIEWの赤ペン機能です。

この機能により、電気設計者はプロジェクトのレビューをオンラインで行い、チームメンバーや関連するステークホルダーとの効果的なコミュニケーションが可能になります。
赤ペン・緑ペン機能を使用して、設計図に直接コメントや修正指示を加えることができます。

従来では赤ペンを入れた図面をメールに添付してやり取りをしていたかもしれません。eMANAGEを使うことで、リアルタイムでフィードバックのやり取りができます。

5.いつでも最新データを関係者で共有

Eplan eMANAGEは、Eplanのソフトウェアから図面をアップロード・共有できるので、従来のメールやPDFを用いたデータ共有方法と比較すると、作業の簡素化につながっています。

メールやPDFでの共有は、どれが最新添付ファイルなのか、変更箇所はすべてもれなく反映できているのかという混乱を引き起こすことがあります。またPDFデータを送った後に、図面を更新すると、送信されたPDFはすでに最新ではなくなっています。

eMANAGEではいつでも更新されたプロジェクトをメンバーと共有できるので、図面のバージョン管理明らかにすることができます。また管理の効率化にもつながります。

ファイルの送受信や更新の追跡も一目でわかるので、トラブルの少ないプロジェクト進行をサポートします。

eMANAGEは従来の方法に比べて、電気設計者にとってより効率的な作業環境を提供します。

Eplan eMANAGEの基本機能

無料のeMANAGE Freeでは、Eplanプラットフォームからクラウドへのプロジェクトアップロードや、基本的なデータ共有が可能です。これにより、チームメンバー間での情報共有が容易になり、プロジェクトの進捗をリアルタイムで把握できます。

一方、有償版のeMANAGEでは、これらの基本機能に加えて、プロジェクトのバージョン管理や、より詳細なユーザー権限の設定が可能になります。また、システム関連のマスターデータへのアクセスや、より高度なプロジェクト管理機能が提供されます。

このように、
eMANAGE Freeは基本的なクラウドベースのプロジェクト管理とデータ共有を提供し、
有償版ではこれらの機能をさらに拡張し、より複雑なプロジェクトや大規模なチームに対応する機能を備えています。

機能/特長 EPLAN eMANAGE Free EPLAN eMANAGE
フォルダー構造の作成と管理
データの共有
EPLANプロジェクトのアップロード、保存、ダウンロード(ZW1)
役割の管理
チームメンバーにさまざまな役割を割り当てる
フィルターと検索機能
プロジェクトの内容を簡単かつ迅速に見つけることができます。
EPLAN eVIEWでの公開
赤ペン・緑ペン機能を使用して、オンラインでプロジェクトのレビューが可能です。
シームレスな統合
EPLANプラットフォームの現行バージョンでのワークフロー統合
プロジェクトデータの保存
EPLANプロジェクト(ZW1)を、プラットフォームの旧バージョン(2.9、2.8、2.7)のデータ形式で保存して提供する*
-
マスターデータの提供
EPLAN Platform上でマスターデータを提供する*
-
ストレージ容量の追加
1ライセンスにつき10GBを追加
10GB

✓ = 標準機能
*EPLAN Platform 2022からのスタート

導入の簡単なステップ

eMANAGEの導入は非常にシンプルです。

まずEPLANプラットフォームにログインし、eMANAGEへのアクセスを開始します。

クラウドへのプロジェクトアップロードは数クリックで完了し、すぐにチームメンバーとの共有が可能になります。

インストールや複雑な設定は不要で、すぐにプロジェクト管理とデータ共有を始めることができます。この手軽さは、忙しい電気設計者にとって大きなメリットです。

 

具体的なメリット

EPLAN eMANAGEを使用することで、

  • プロジェクト管理が効率化されます
  • リアルタイムでのデータ共有が可能です
  • プロジェクトの最新情報が常にチーム内で共有され、誤解や情報の遅れを防ぎます
  • プロジェクトのバージョン管理やアクセス権の設定が簡単です
  • セキュリティを確保しながら効率的な作業が可能です

これらの機能は、電気設計のプロジェクトをスムーズに進行させるために不可欠です。

自社プロジェクトでも使えるのか確認してください

電気設計を専門に40年。Eplanがお客様の電気設計の効率化を一緒に考えます。

公開日:2024年7月9日