Eplan形式の図面を見たい場合、どのような方法があるのかご紹介します。
Eplanのプロジェクトを開く、ビューアーとしてEplan Viewという製品があります。Eplanプラットフォームの製品(P8,Pro Panel,Fluidなど)を開くことができます。
設計者がEplanプロジェクトをPDFエクスポート機能を使い、スマートPDFとして出力、それを展開してもらうという方法もあります。
同じようにプロジェクトを「見る」ことができます。PDFは簡単に共有でき、ほぼすべてのデバイスで見ることができます。ただしこれは、エクスポートされた時点でのプロジェクトなので、プロジェクトに更新があった場合、それを反映したプロジェクトを見るためには、再度PDFエクスポートする必要があります。なので最終バージョンの文書化などに適した方法です。
また、バージョン2025からはAdobeのソフトからPDFに記入したコメントを、Eplanにインポートする事ができるようになりました。
プロジェクトの編集や設計者とのコミュニケーションは不要で、印刷可能な最終ドキュメントとして使用されます。編集不可の読みやすい最終ドキュメントを共有するのに適しています。
EplanのPDFエクスポート機能で出力されたドキュメントは、部品表等のレポートから回路図への移動、PDF内のデバイスページとプロジェクトページ間の移動が可能です。
eViewはEplanプロジェクトを見るために設計された専用のクラウドのビューアーです。ブラウザでEplanで設計した図面や3Dレイアウト設計の確認ができます。ブラウザで閲覧するためには、Eplan Cloudのアカウントが必要ですが、アカウントさえあればEplanのライセンスは必要ありません。
回路図、帳票類、レイアウト、3Dモデルを含むEplanプロジェクト全体を見ることができます。
特徴としてeViewはマクロ、レポート、シンボルなど特定のプロジェクト情報を保持し、プロジェクトの構造をより深く理解することができます。
スマートPDFやEplan Viewとは違い、eViewは相互コミュニケーションも可能です。
例えばeViewで閲覧している回路図に何かフィードバックをしたい場合、直接回路図に書き込み、設計者にコメントを送ることができます。設計者は通知を受け、どこの変更箇所か一目瞭然になるというわけです。
Eplan eViewの紹介
繰り返しになりますが、eViewを利用するためには、Eplan Cloudに登録し、共有する人、共有される人が入っているorganizationというグループを作成する必要があります。
Eplanプロジェクトの効率的な共有方法や、プロジェクト共有についてお困りごとなどございましたらお気軽にお問い合わせください。
公開日:2025年1月16日