プロジェクトのマクロライブラリは、エンジン・オイルのようなものです。オイルによってエンジンの回転がスムーズになるように、マクロライブラリによってプロジェクトも非常に順調に進みます。特にユーザーが予め準備されたマクロを利用でき、さらにゼロからマクロを作成する必要がないとしたら、大きな時間の節約になります。
総合電気CADのEPLANは、次にリリースされるバージョン2.8より、ビル・オートメーション分野に向けた定義済みマクロの提供を始めます。このマクロが、ユーザーの利便性を高めるとともに、EPLAN Data Portalがデータを補完します。
屋外空調マクロ: 屋外空調システムのマクロには、例えば空気清浄機やヒータ、簡単な温度・湿度制御システムなどが盛り込まれています。
2018年9月にリリースを予定しているEPLANプラットフォームの新バージョン2.8では、暖房・換気・空調制御分野のユーザーの設計効率化につながる定義済みマクロの提供を始めます。EPLANが初めて、ビル・オートメーションに向けたマクロをご用意し、配管・計装図面として、幅広いアプリケーションに利用できます。
EPLANは、専用ウェブサイトの開設も予定しており、いわゆるウィンドウ・マクロが、EPLANフォーマットで無償提供されます。ここでは、PCT(プロセス制御)のロジック回路も含まれており、ビル・オートメーション分野のユーザーは、マクロライブラリを用いて設計効率を向上させることができ、回路図の生成については、大きな時間節約が見込まれます。さらに、エンジニアリング・プロセスの構想設計作業をEPLANプラットフォーム上で最初から始めることができます。プロジェクトの事前設計の段階で、あらかじめ数や量も体系的に把握でき、後の詳細設計は、それに基づく回路図の生成やシステムのより具体的な設計が可能になります。
9月にリリース予定のEPLANプラットフォーム・バージョン2.8で総合電気CADのEPLANは、ビル・オートメーション分野のマスター・データ充実に向けた最初の一歩を踏み出します。
空調マクロ: マクロのもう一つの例。外気温に依存した暖機運転時の温度制御用マクロ。