トレンド紹介「クラウドの世界」

今、クラウドコンピューティングは目覚しい勢いで発展しています。そして革新的な企業はその考え方においても一歩先を行っています。彼らはITインフラをハイブリットクラウドを取り入れた構成へとアップグレードし、スピード、柔軟性、そしてセキュリティを同時に実現しています。

ドイツの企業の2/3はクラウドコンピューティングを使用

今やドイツの企業の3分の2はクラウドコンピューティングを使っています。
クラウドを導入することにおいて、中小企業も大企業にほぼ追いついた、とドイツのIT業界団体Bitkomは「クラウドモニター2017」調査で報告しています。この新しいテクノロジーは、広く採用され、使用される機会も増えています。それに伴い、その長所もますます明らかになってきています。

数年前、企業はそのコストパフォーマンスの良さからクラウドを使用していました。社内に大がかりなITハードウェアや何人ものITスペシャリストを抱えることなく、グローバルネットワーク内で自社データにアクセスし、維持・利用ができるからです。しかし今日では、革新的な企業はこの種の経費節約だけでなく、さらに大きなメリットを見出しています。

「クラウドコンピューティングの大きな長所は、その素晴らしい柔軟性です。Microsoft Azureのような最新鋭のクラウドプラットフォームは、非常に拡張性が高くかつフレキシブルです」と、Microsoft Deutschlandのビジネス開発マネージャー、Daniel Heckmann氏は言います。
「ユーザーは標準コンポーネントから希望するサービス、アプリケーション、データベースを選択します。メモリ、処理能力やその他のリソースは、現時点でのニーズに合わせてスケールを決めます。この方法で、デジタル業務のプロセスとビジネスモデルは短期間で開発でき、フレキシブルに適合し、グローバルに使用できます。」

アジャイル戦略

Daniel Heckmann氏は、ビジネスの世界で、新しいソフトウェアソリューションの開発サイクルがかなり加速してきていることを知っています。
「これまで企業は大規模なプロジェクトを数年単位で構想していましたが、今日では、市場に素早く反応し、細やかに対応しています。新たなアプリケーションのソリューション設計には、1日しかかけないこともあります。 それから、そのモデルがうまく機能するか、数週間以内でテストをします。」

このスピーディなIT開発は、クラウドサービスを使うからこそ達成できるのです。自社のサーバーハードウェアといくつものソフトウェアパッケージを使った従来のIT構造は、まったく融通が利かず扱いにくいものです。

「今日、革新的に働くためにはアジャイルIT戦略が必要です。その点でクラウドは完全無欠です。これなしでは仕事はできません」と、中小企業に向けた完全なクラウドソリューションを提供・管理するドイツで操業開始したばかりの企業、iNNOVO CloudのCEO、Dr Sebastian Ritzは断言します。

最適なクラウドプロバイダを選ぶための5つの基準

  • どのテクノロジーを使用できるのか?
    データストレージだけでなく、最新鋭のクラウドでは開発環境とソフトウェアアプリケーションも提供します。すべての使用は柔軟に拡張できるものである必要があります。
  • どこでアクセスできるのか?
    クラウドは、プロバイダが多くの国にデータセンターを持っていて、グローバルなアクセスを提供していれば、その恩恵をフルに生かせます。
  • 自分に合ったソリューションは何か?
    理想的には、パブリッククラウドと自社のプライベートクラウドのサービスを自由に選択できること。または両方を組み合わせてハイブリッドクラウドを作ることもできます。
  • プロバイダは信頼できるのか?
    データセキュリティは、プロバイダのセキュリティとコンプライアンスモデル次第です。国の法律に準拠し、証明書により検証できます。
  • カスタマーサポートはどうか?
    クラウドベースのビジネスモデルには、信頼性の高いカスタマーサポートが必要です。このことは、プロバイダがプランニング、コンサルティング、ノウハウも提供するような管理型クラウドサービスについては特に重要です。

クラウドエンジニアリング

エンジニアリング会社であっても、アジャイルでユニバーサルな働き方が当たり前であり、必要な基準となってきています。これにより、クラウドコンピューティングはさらに重要になっています。

「Eplanはすでに、Microsoft Azureをベースにしたいくつかのクラウドベースのエンジニアリングツールに依拠しています」と、EplanのDieter Pesch(President of Product Management and Development)は言っています。
「新しいStore Share Viewサービスは、Eplan Projectをクラウドに持ち込む重要な最初の一歩となっています」「クラウドでユーザーは常に最新のデータに安全にアクセスできます。いつでも、地域の壁を越えて、様々な部署の間で、デバイスに関係なく……。この結果としての時間の節約ができるのは明白です」と、Pesch氏は説明しています。

製品紹介:クラウドでのEPLAN

  • Store Share View
    EPLAN Projectはいつでもクラウドに保存でき(Store)、すべてのプロジェクト参加者がいつでも利用可能で(Share)、いつでも見ることができます(View)。
  • EPLAN Data Portal
    EPLAN Data Portalは世界中の部品メーカーによってサポートされた、電気設計に必要な部品データのポータルサイトです。Eplanユーザーは、ドラッグ&ドロップで、このデバイスデータを電気設計に利用できます。
  • EPLAN Cogineer
    クリックで電気回路図の自動生成を可能にするソリューションです。次のステージ展開であるCogineer Advancedのリリース後、今後のCogineerのバージョンはすべて、クラウドソリューション(サービスとしてのソフトウェア)としてのみ利用可能となります。

EPLAN機関誌:software 4 efficiency

最新のエンジニアリング情報を掲載しているEPLANの機関誌です。
発行部数はドイツ語版20,000部、英語版5,000部で、世界中のお客様にお届けされています。雑誌はインターネットでもご覧いただけます。

最新号:software 4 efficiency 2018-01(英語版)

※この記事は日本のお客様向けに、雑誌記事を一部抜粋、要約して日本語に翻訳してお届けしています。

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