Eplan製品情報|Electric P8・Pro Panelの機能と活用事例|Eplan公式ブログ

Eplan Platform 2027の新機能まとめ|Eplan公式ブログ

作成者: Admin|Oct 14, 2026, 3:00:00 PM

新しいEplan Platform 2027には500を超える機能強化が盛り込まれています。
その共通の目的は、Eplanを使ったプロジェクト業務をよりシンプルにし、エンジニアリング業務全体をより迅速化することです。

中でも大きなイノベーションは、新プラットフォームにEplan Copilotが搭載されたことです。
幅広い機能を備えたこのAIアシスタントは、Eplanソフトウェアから直接アクセスできるナレッジサービスとして、複雑な質問に対しても適切な解決策を見つけられるようユーザーを支援します。

Eplan Platform 2027で重視されたのは、単に新しい機能を増やすことではありません。必要な情報へより早くアクセスし、すでにある設計データを一貫して活用する。こうした日々の業務改善を積み重ねることで、エンジニアが本来取り組むべき設計や検討に、より多くの時間を使える環境を目指しています。

もくじ
  1. Eplan Platform 2027のポイント
  2. グラフィカルエディタとUI最適化
    1. 挿入の管理のプレビュー機能
    2. タグ管理の一元化
  3. Eplan Pro Panel
    1. 電線端末処理情報の定義
  1. Preplanning
    1. P&IDマクロ置換と自動調整のメリット
    2. 手作業を減らす配置・交差・フロー表現の自動化
  2. Eplan Copilot
  3. 部品管理とデータ管理
    1. 製造中止部品の代替候補を確認し、スムーズに部品交換
    2. Eplan Cloudのデータ管理(Data Management)
  4. 新しいEplan Platformは今後のエンジニアリングにどうつながるのか
  5. 新バージョンリリースに伴うData Portalの対応バージョン

Eplan Platform 2027 のポイント

  • Pro Panelにワイヤ終端処理の定義機能が加わり、設計段階から製造連携の精度が向上
  • Eplan Copilotの搭載により、自然言語での情報取得やプロジェクト横断検索がソフトウェア内で可能に
  • Preplanning強化でP&IDマクロの置換や配管交差部の規格準拠表現を自動化し、前工程設計を迅速化
  • Eplan Cloudのデータ管理で、プロジェクトデータ・部品データ・マスターデータの一元管理が実現

Eplanでは、Platform 2026から製品ポートフォリオの見直しを進め、ユーザーが実際に行う業務やワークフローを起点とした製品構成へと移行してきました。必要な機能やクラウドサービスをあらかじめ統合することで、追加モジュールを個別に選択する負担を減らし、より早く実務で活用できる環境を目指しています。

Platform 2027でも、この考え方は継承されています。より多くの機能を利用できる一方で、日々の操作やワークフローはシンプルにすることで、高機能でありながら使いやすいエンジニアリング環境を目指しています。

グラフィカルエディタとUI最適化

挿入の管理のプレビュー機能

Electric P8のグラフィカルエディタでは、挿入の管理に新しいプレビュー機能が追加され、「この部品やマクロには、具体的に何が含まれているのか」を、よりわかりやすく確認できるようになりました。

新バージョンの挿入の管理では、選択した部品だけでなく、それに関連するすべての部品と機能テンプレートもプレビューに表示されます。たとえば、モーター保護スイッチを選択すると、それに含まれるすべての接点を確認できます。これにより、デバイスの構成を簡単に確認でき、どのような要素で構成されているのかを一目で把握できます。 

ナビゲーターなどのフィルターで、複数条件を組み合わせられるようになりました。

タグ管理の一元化

より直感的なタグ管理が可能になります。
新しいダイアログでは、使用しているタグを一覧で確認でき、整理や管理がしやすくなりました。どのタグがすでに使用されているのか、どこで、何回使用されているのか、さらにどのオブジェクトに関連付けられているのかも一目で確認できます。

新規タグと既存タグの両方をわかりやすく管理できるだけでなく、作成、割り当て、削除、名称変更、グループ化、エクスポート、インポートといった操作を一か所で行えます。必要なタグを探し回る手間もありません。

挿入の管理で使用するタグを、専用のタグ管理画面から作成・編集・削除できます。

Eplan Pro Panel

電線端末処理情報の定義

Eplan Version 2027では、接続ポイントパターンに、ワイヤー終端処理と使用する部品を設定できるようになりました。端子や接続ポイントごとに、フェルールなどの終端処理部品を部品データとして定義できます。

これまで多くの手作業を必要としていたワイヤとエンドスリーブの割り当てを効率化します。

Preplanning

Preplanningで重要なのは、単にP&IDを効率よく作図することだけではありません。プロジェクトの初期段階で行う判断は、その後の品質、納期、コストにも大きく影響します。

そのためEplanでは、前工程から一貫したデータを作り、その情報を詳細設計まで継続して活用できることを重視しています。初期段階で作成した情報を後工程で再利用できれば、同じ情報を何度も入力し直す必要がなくなり、Preplanningから詳細設計への移行もスムーズになります。

P&IDマクロ置換と自動調整のメリット

Eplan Preplanningでは、P&IDのマクロバリアントを右クリックで簡単に切り替えられるようになりました。また、P&ID固有のプランニングオブジェクトを管理するための新しいダイアログも追加されています。マクロを切り替える際には、置き換えられる測定ポイントにどのステータスを割り当てるかを確認できるようになっています。 

手作業を減らす配置・交差・フロー表現の自動化

 新バージョンでは、設計プロセスの自動化がさらに進み、操作性も向上しています。
たとえば、
シンボル配置時の位置合わせ、配管交差部の規格準拠表現、プロセスフロー方向の表示。これらはいずれも従来は手作業で調整していた工程ですが、Version 2027で自動化されました。

規格準拠の表現を自動で適用することにより、担当者による品質のばらつきを抑え、図面の一貫性を確保しやすくなります。

Eplan Preplanning 2027では、プロセスフローの方向やタンクの充填レベルなど、より詳細な情報を表示できます。

Eplan Copilot

Eplan Copilotは、バージョン2027からプラットフォームに組み込まれたAIアシスタントです。自然言語によるプロンプト入力に対応し、ナレッジサービスとしてEPLANが蓄積してきた専門知識に体系的にアクセスできます。

今回のリリースでは、自然言語による情報取得、部品検索、プロジェクト横断検索、推奨アクションの提示といった支援を、ソフトウェア内で直接活用できるようになりました。従来の操作手順を追うだけでなく、必要な情報へ素早くたどり着ける導線を整える点に大きな意味があります。

ソフトウェアに直接統合されたインテリジェントなエンジニアリングアシスタント、Eplan Copilotは、たとえばプロジェクトを横断した部品検索や、具体的な推奨アクションによって新バージョンのユーザーを支援します。

部品管理とデータ管理

部品管理の改善は、単に部品を探しやすくするためだけのものではありません。Eplanでは、マスターデータをほぼすべてのエンジニアリングプロセスの基盤と位置付けています。

部品データが不完全であったり、担当者やプロジェクトごとに内容が異なっていたりすると、その影響は設計だけでなく、後工程にも広がります。一方で、高品質で一貫したマスターデータを整備できれば、設計データの再利用が進み、プロジェクトやチームをまたいでも同じ情報を利用しやすくなります。

さらに、整備されたマスターデータは、今後の自動化を進めるための基盤にもなります。Version 2027の部品比較や同期機能は、目の前の部品選定を効率化するだけでなく、長期的に設計データを活用していくための仕組みとして位置付けられています。

製造中止部品の代替候補を確認し、スムーズに部品交換

使用しているデバイスが廃番となり、入手できなくなった場合はどうでしょうか。Eplan Platform 2027では、プロジェクト設計中、Electric P8 でこれらのデバイスの置き換えをスムーズに行えるようになります。部品表(BOM)ナビゲーターで更新情報を確認し、そこから代替デバイスへ直接移動できるため、交換対象と代替候補をすばやく確認できます。 関連するコンポーネントを部品管理ツリー上でまとめて表示し、直接比較できます。

複数の部品を選択し、部品情報やプロパティを同一画面上で比較できます。

Eplan Cloudのデータ管理(Data Management)

Eplan Cloudのデータ管理(Data Management)がアップデートされ、プロジェクト、部品データ、マスターデータなど、エンジニアリングに必要なデータを一つのアプリケーションで一元管理できるようになりました。

3つの機能はタブでわかりやすく整理されており、一つのアプリケーション内から簡単にアクセスできます。作業を中断したり、別のアプリケーションに切り替えたりすることなく、それぞれの領域をシームレスに行き来できます。

既存のeStockや旧バージョンのデータを新環境へ移しやすくする移行ウィザードも用意しております。

なお、Eplan Cloud サービスの利用は必須ではありません。Version 2027でも、クラウドサービスを利用して部品データなどを社内や複数拠点で共有する方法と、自社のITインフラ内でデータを管理する方法のいずれも選択できます。クラウドを利用する場合には、拠点をまたいだデータ更新や共有がしやすくなる一方、既存の運用方針に合わせてローカル環境でデータ管理を継続することも可能です。

新しいEplan Platformは今後のエンジニアリングにどうつながるのか

製造業が直面する課題は今後も続きます。CECIMOの調査でも指摘されているように、技術者不足と自動化人材への需要は拡大傾向にあります。企業は開発期間の短縮、リソース削減、品質向上を同時に求められる状況にあります。

さらに今後は、人材不足だけでなく、プロジェクトそのものの複雑化にも対応していかなければなりません。より短い期間、より少ないリソースで、これまで以上の品質を求められる中、個々の作業を効率化するだけでは限界があります。

その前提になるのが、必要なデータに工程をまたいで一貫してアクセスできることです。設計、製造、その先の工程までデータをつなぎ、それぞれの段階で必要な支援を提供できる環境を整えることが、今後のエンジニアリングではますます重要になります。

Eplanは、自動化、クラウド技術、AIへの投資を継続しています。その目的は、エンジニアの置き換えではなく、専門知識と創造力が必要な仕事へ集中できるようサポートすることにあります。

つながるエンジニアリングとユーザー中心のエンジニアリング。設計部門と製造部門の両面でこの2つの軸を推進することで、エンジニアリングプロセス全体の改善に近づくことが期待されます。

新バージョンリリースに伴うData Portal ライフサイクル

Eplan Data Portalでは、最新3バージョンのEplan Platform向けに部品データを提供しています。新しいEplan Platformがリリースされると、それまでサポートされていた最も古いバージョンではData Portalを利用できなくなります。

Eplan Platform 2027のリリース後は、Version 2027、2026、2025がData Portalの対応対象となり、Version 2024では利用できません。

引き続きEplan Data Portal をご利用いただくためには、サポート対象バージョンへのアップグレードをご検討いただきますよう、お願いいたします。

Eplan Data Portal のライフサイクル

バージョン

Eplan Data Portal

Version 2027

 利用可能

Version 2026

利用可能

Version 2025

利用可能

Version 2024

利用終了

Eplan Platform の各バージョンに対応するクラウドサービスの利用要件および、 Eplan Data Portal のライフサイクルについては、以下のページでご確認いただけます。

参考リンク:Eplan Software and hardware requirements|Eplan情報ポータル(英語)

参考リンク

公開日:2027年10月15日