IEC規格とは?JIS規格、ISO規格との違い
2024/04/02
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電気設計プロジェクトにおける情報の共有は、設計者、作業者、機器ごとの担当者など全員が関与する重要なプロセスです。その中心に位置するのが「電気回路図」です。これはトラブルを未然に防ぐための、極めて重要なドキュメントとなります。電気回路図の作成は確かに大切ですが、それだけが電気設計の全てではありません。さまざまな工程が存在し、電気回路図を効率的に作成することで、他の作業にも集中することが可能になります。
しかし、実際には、電気回路図の作成には様々な課題が存在します。図面の探し物、コピー・ペーストのミス、部品の整合性確認など、多くの時間を要する作業が隠れています。
また、正確に作成された電気回路図は、今後の作業の参照資料としても非常に価値があります。
電気回路図を早く作成することのメリットはわかりましたが、実際どのようにすれば早く作成することができるのでしょうか。
第一に考えられるのは電気CADの活用です。電気CADやその他の電気設計用ツールは非常に便利ですが、その機能を最大限に活用している設計者は少ないのではないでしょうか。また使用している電気CADは電気設計専用の機能を兼ね備えていますか?シンボルを置いたら自動で結線できる、シンボルは標準で提供されている、エラーチェック機能などは活用していますか。
また、独自の活用法やノウハウを持つ先輩からのアドバイスも非常に価値があります。
回路図をできるだけ早く作るには?EPLANでは回路図を最短時間で作成するための様々な機能を持っています。2023年のEPLAN L!VEではデモンストレーションを通して回路図を効率的に書くヒントを紹介しました。EPLAN英語版ブログで紹介されていた内容の日本語版を紹介します。
2023年EPLAN L!VEデモンストレーション|日本語字幕
参考:63 Pages of Circuit Diagram in 13 Seconds – you can do that in EPLAN!
EPLANで回路図をできるだけ早く作成するには?EPLANの基本機能で回路図作成時間を短縮できます。EPLAN Electric P8では、モータ、ヒューズ、スイッチなど、電気設計で必要なシンボルライブラリが標準で準備されています。
EPLANではシンボルは単なるシンボルの図面ではなく、使用する部品情報など、電気設計に必要なすべての情報がそこに含まれます。必要なシンボルを回路図にドラッグすると、シンボル間を自動で接続されます。
過去の設計資産を活用するため、過去の図面を探す時間に工数をとられていませんか?頭の中には書きたい回路図があるのに、その回路図のデータがどこに保存されているのかわからないなど。そんなときは、EPLAN Electric P8のマクロ機能を利用することで、大幅に効率がアップします。マクロとは頻繁に使用する回路の種類と仕様をテーブル化したものです。コピーとは異なり、簡単に繰り返し使用することができます。また、よく使う部品の組み合わせなど、回路の異なるバリエーションを作成するオプションもあります。使用するモーターのサイズなど、個々の変数を異なるバリアント内で調整することもできます。変数を変更すると、EPLANはヒューズやスイッチなど、関連するすべてのシンボルを自動的に調整します。プレースホルダ・オブジェクトを使用することで、ケーブルの長さやモーターのサイズなどの短期的な変更を数秒以内に適応させ、完全な回路図に採用することも可能です。
電気設計を標準化することで、回路図の作成を大幅に加速することができます。EPLANで、日常業務でテンプレート・ライブラリに数分の時間を割くだけで、必要なものはすべて揃います。しかし、標準化された電気設計であっても、個々の型枠プランページを手作業で作成する必要があります。さらに時間を節約し、完全な回路図を数秒で作成したい場合は、Automated Engineeringの出番です。
こちらの参考動画はEPLAN Cogineerによる回路図の自動生成、レポートの作成デモです。要件を選び生成をクリックすると回路図が出来上がる様子がわかります。その後レポートの生成で、必要なレポートも自動で何種類も作成されます。
EPALNではこのようにして、数回クリックするだけで、既製のマクロライブラリに基づいた完全なプロジェクトを作成できます。
電気回路図は電気設計において大変重要な資料です。だからこそ可能な限り早く作成し、チェックも入念に行う必要があるといえます。電気回路図作成を短時間で行えるようになることは、自分自身だけでなくプロジェクトに関わるメンバーすべてにとって有意義な結果をもたらすことでしょう。
デモ動画でお見せしたように、EPLAN ソフトウェアで、シンボルライブラリ、再利用可能なマクロ、自動化ソフトウェアを使うことで、回路図の作成を大幅にスピードアップします。EPLANは回路図を早く正確に生成する最適なソリューションの一つではないでしょうか。
電気設計の自動化を取り入れた会社の事例
公開日:2019年10月2日
最終更新日:2023年8月29日