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EPLAN Data Portalがアップデート、より便利になりました

作成者: Admin|May 23, 2022 5:53:32 AM

2022年5月からEPLAN Data Portalがアップデートされ、Data Portalへの部品データのリクエスト方法が追加されました。これによりEPLAN Data Portalのユーザーの皆様は、正確で標準化された高品質な部品データをよりスムーズに素早く受け取れるようになりました。

EPLAN Data Portalは回路図を作成するEPLAN Electric P8、制御盤内3Dレイアウト設計 EPLAN Pro PanelなどのEPLANプラットフォームからアクセスでき、標準化された高品質な部品データをプロジェクト内にインポートするだけで使用可能。設計のためのデータを集める労力が軽減され、定格や規格に準じた各ドキュメントの品質も向上させることができます。EPLAN製品からEPLAN Data Portalにある部品データを利用することで、ユーザーの皆様はより設計業務に集中して取り組むことができます。

 

EPLANが部品データのリクエストを管理、
サービスの中で部品データ提供がよりスムーズに

EPLAN Data Portalでは数百万点の部品データを提供していますが、それでも、同ポータルで必要なデータが見つからない時があります。こうした場合、部品データをユーザー自ら作成しなければなりませんでした。この作業に時間をとられ、多大なコストが発生することもありました。しかし、新しいData Portal Request Processによって、この作業をEPLANがサポートします。部品データを作成する手間を大幅に省くとともに、確実に標準化された正確なデータを利用できます。ユーザーはエンジニアリングにおける付加価値を創り出すための作業に、より集中することができるようになります

画像:ABBとシーメンスが提供する新セレクタ機能|ABB e-Configureセレクタの統合により、EPLAN Data Portalでモーター保護用サーキットブレーカー、ヒューズリレー、パワースイッチを簡単に構成できるようになりました。>

リクエストから部品データの利用まで

EPLAN Data Portalで見つからない部品データがあれば、その部品データ作成をEPLANにリクエストできます。ユーザーは先に一定量の金額を支払い、リクエストごとに1部品何クレジットというように、都度必要なクレジットが消費されます。リクエストされた部品データはEPLANの対応チームが部品データの品質規格EPLAN Data Standardに基づき数日以内に作成します。

NFPA規格の統合、拡張されたデータ基準

今回、EPLAN Data Portalは米国のNFPA規格に対応しました。さらに、世界市場での本当に協業的なエンジニアリングに向けた一歩となるよう、規格によって部品データが検索できるフィルタも実装しています。


<画像:フィルター機能の改良により、部品データ検索が便利に>

EPLAN Data Portalの、現在50万点を超える部品データは、高品質かつ世界基準の標準規格を満たしています。EPLANはこの規格基準を満たす良質な部品データを、今後も日々の電気・機械設計業務においてより使いやすく活用しやすいものをユーザーの皆様に提供し、サポートしてまいります。