国内の取引企業がEplanを使用している、海外の取引企業からEplanを紹介された、など協力会社からEplan導入の話を聞くことはありませんか。
Eplanは電気CADとしての機能はもちろん抜群によいのですが、企業間を超えた電気設計や製造連携でもEplanの良さは発揮されます。
Eplanを導入している企業間で電気設計・製造をした場合、どんなメリットがあるのかご紹介します。
取引企業から図面を受け取って、手作業で図面から情報を読み、帳票類を別途作成しているという工程はありませんか。端子図、結線図、部品表、発注に必要な情報、そのような受け取った図面から帳票類を自作する手間を省くことができるのが「レポート自動生成機能」です。
取引先からEplanプロジェクトデータを受け取り、そのデータから自社で必要な帳票類のテンプレートで帳票類を自動生成できます。
Eplan Electric P8で電気設計図面を書き、
Eplan Pro Panelで制御盤内3Dレイアウト設計ができる制御盤メーカーとデータを共有することで、電気設計データを元に、盤内設計までデータをつなげることも可能です。
制御盤の製造工程では、Pro Panelで設計した3Dデータを元に板金加工図が自動で生成でき、加工機との連携に必要なデータが作成できます。
Eplanには自動翻訳機能があります。
例えば日本と中国で取引がある場合、あらかじめ日本語に対応する中国語の辞書を登録しておきます。日本ではEplanプロジェクトを日本語で書き、中国では翻訳機能を使い中国語で図面を書くことができます。
Eplanは20か国語に対応しているので、現地の言語に合わせて設計者にストレスなく、設計業務が行えます。
取引先から受け取った回路図に修正や変更を加える場合、赤ペンを入れPDFにしてメールで送信していませんか？赤ペン入りのPDFを受け取った側は、プロジェクトを開いて変更を反映させて、最新図面の更新をする必要があります。
Eplanならリビジョン管理機能があり、だれがいつ変更したかわかります。
クラウドソリューションのeVIEWを使えば、簡単に赤ペンを入れた図面を設計者と共有することができます。赤ペンが入ったことは、設計者に自動で通知が飛ぶのでPDFを作成したりメールを送る手間が省けます。
自社で部品データベースを構築していることが多いと思います。Eplan eSTOCKというサービスで企業間を超えて部品データベースを共有することができます。
全てのデータを共有する必要はありません。ノウハウに関する部分は機密性を保つためあらかじめ削除しておくことで、取引先とEplanプロジェクトを共有する際には必要な情報だけを選択して共有することができます。
ノウハウに関する機密情報を保護しながらも、効率的な連携を実現できる仕組みがEplanの特長の一つです。
株式会社東洋電制製作所では、2017年にEplan導入してから、御盤の設計製造の効率化とと品質安定化に成功しました。今はこの仕組みを機械メーカーなど発注者側に提案しています。真の制御盤の設計から製造、保守メンテナンスまでの一貫した効率化、バリューチェーンの構築に向けて動きを加速させています。
実際に、ある産業機械メーカーの製品の設計・製造サイクルの効率化プロジェクトに対し、制御盤の専門家として参画し、設計から製造までつながり、活用できるデータづくりとその運用についてサポートを行っています。
「これまでの取り組みのなかで、ものづくりのノウハウを駆使し、データ連携を行なっていけば生産性が上がり、収益率が上がるのは証明されています。そのためにも自社だけでなく、発注元のお客様や同業の制御盤メーカーも巻き込んで、データ連携を普及していきたいと思っています」と同社 常務取締役 新田武史氏は語ります。
装置メーカーの持っているノウハウｘ制御盤メーカーのノウハウを企業を超えてEplanプロジェクトを活用して実行しています。
電気設計において、設計者が繰り返し行うコピーペースト作業は手戻り、工数、リソースの浪費を引き起こすことがあります。EPLANは設計データを活用した電気設計ソリューションを提供し、コピペ作業に頼らずに効率的かつ品質の高い設計を実現します。
こちら記事では、EPLANがどのように手戻りを削減し、電気設計プロセス全体の効率と品質向上に貢献しているのか機能紹介を通してご紹介しています。
公開日：2024年5月13日