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電気CAD選びの重要なポイント?電気設計とPLMの連携

作成者: Admin|Jan 11, 2023 10:00:00 PM

EPLAN UK ブログ(英語)で紹介された記事を日本語に訳しています。一部抜粋、わかりやすい日本語に言い換え、追記などを行っています。完全版(英語)はこちらのリンクからご確認ください。
How do I integrate my PLM system with EPLAN?

電気設計データとPDM/PLM連携の統合

電気設計CADのEPLANはPDM/PLM連携システムとの統合ができます。PLMとは、製品のライフサイクルに関する情報を一元管理するシステムです。また、PLMと似た言葉でPDMがあります。PDMはおもに開発時における製品のデータを一元管理するシステムで、PDMの範囲をより広げたものがPLMといえます。会社全体ではなく、設計業務単位で考えるなら、PLMやPDMを導入することでも見える化が可能です。

すでに機械設計CADデータがPDM/PLM連携システムと統合されている場合、電気設計もデータも連携することでデータの一元管理が可能です。

データの一元管理のメリット

1.PLMシステムの部品データと電気CADの部品データ情報同期できる

すべて統合され連携していることで正しい情報を探す時間を節約できます。異なる部門(機械、電気、ソフトウェア)が互いにうまく連携していないと、エラーや手戻りの原因となります。たとえば、技術ドキュメントやデータシートの管理に、Excel、ネットワークファイル、紙のハードコピーなど、さまざまな手動システムを使用していると、最新バージョンがどれだかわからないくなるという問題が発生します。

2.電気CADのプロジェクトデータ、図面データをPLMで管理できる

製品開発プロセスにおいて必要な透明性を確保するためには、継続的なデータの流れが必要です。従業員が大量の図面に溺れ、サーバーの「どこか」にある大量の図面、部品表、電子メール、文書に溺れてしまう。秩序がないため、誤った電気回路図(古いバージョンの回路図など)が誤って使用されてしまう。そのようなことがないように、部門や分野を超えた横断的な協力体制においては、常に最新の回路図資料を入手できるようにすることが最優先されます。

3.電気CADのプロジェクトからBOMを直接PLMへエクスポートできる

PLMソフトウェアツールは、製品の変更を記録し、製品のライフサイクルを通じた製品とその開発プロセスに関する情報を常に最新の状態に保ちます。


発注・調達システムとの連携などをすることで、ビジネスプロセスがスムーズになり、効率的に作業を行えるようになります。プロジェクトや部品情報は明確で見つけやすく、別のソフトウェアにインポートするデータをExcelで別に作成するというような作業の二度手間はなくなります。ビジネスプロセスはスムーズに進み、各部門の連携も十分にでき、社内のすべてのプロセスを効率的にします。

EPLANとPLMシステムを連携

EPLANはWindchill、Teamcenter、SAP、PRO.FILE、Vaultなど、さまざまなPLMシステムとのリンクを提供しています。
EPLANとお客様のPLMシステムとの統合は、以下のような手順で行われます。

  • ワークショップ
    お客様の要件をヒアリングし、コネクターをどのように構成するかについて合意します
  • 仕様を詳細に書き出します
  • フィードバックと調整
  • テスト環境構築
  • テスト段階
  • プロダクション環境構築


PLM統合のメリット

  • EPLANから送られてくるプロジェクトデータは、構造化された明確な方法でPLMシステムに配置されます。
  • プロジェクト情報(EPLANのドキュメント、BOMリストなど)は、構造化された方法で検索することができるようになります。
  • リビジョン管理は、PLMシステムによって完全に制御されます。
  • すべての変更点を明確に把握することができ、誰もが常に最新バージョンのドキュメントで作業することができます。
  • 部品データは同期されています(PLMシステム内の部品はEPLAN内の部品と同じ記述になっています)。
  • 機械、電気、ソフトウェアのいずれのデータも、PLMシステムで素早く明確に見つけることができます。
  • 異なる部門間のコラボレーションがより効率的になります。開発プロセスが最適化されます。
  • 既存の知識/情報が最適な方法で再利用されます。

 

EPLANのコンサルティングサービス

お客様のPDM/PLM連携のみならず、EPLAN運用中のすべてのプロジェクトフェーズを通して、EPLANは適切なサポートを提供します。

公開日 2022年6月26日
最終更新日 2023年1月12日