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制御盤内レイアウト設計を3Dで行うと、製造で必要なデータが正確にわかります。
例えば部品同士が干渉しているか、中板の穴あけ位置はどこにするか、配線ルートを決めるなど。
実際にどのようにレイアウト設計をするのか、そのためにどのような準備が必要になるのかご紹介!
EPLAN Pro Panelとは制御盤内のレイアウト設定を3Dで行うソリューションです。今回のセミナーでは制御盤内自動配線、ダクトの収容率を自動で計算する機能、部品の干渉を教えてくれる機能などをご紹介します。
Pro Panelで実装パネル、ダクト、DINレールを3Dで配置します。配置する部品データは、ドラッグ&ドロップでDINレールに配置できます。配置が完了すると、部品データに✓マークがつくので配置忘れを防止します。
全ての部品を配置し終わったら「ルーティング」ボタンをクリックします。EPLANでは部品同士の最短ルートで配線をします。もちろん自動配線後に手動で修正や調整は可能です。
ではこのように3Dデータを使って自動配線をするメリットとは何でしょうか。
ひとつめは、設計データ上で接続情報が把握できることです。どの部品がどの部品とつながっているのか、一つ一つ確認できます。
ふたつめは、必要な線の長さが設計時に算出できることです。実際に線を這わせながら長さを決める、長めに配線を準備しておくなどといった作業がいらなくなります。必要な長さを事前に算出することで、余分なコスト(あまり配線)などを防ぐことができます。
さらに、Pro Panelで設計したデータはP8の回路図設計データとも同期できます。回路図上にも線の長さを記載が可能。配線長などをレポートを記載することも可能です。
Pro Panelはダクトの収容率を計算し、色でアラートを出してくれます。色は「緑」「黄」「赤」の3色です。
これには、事前にダクトの収容能力の上限と警告が表示される値の設定が必要です。
部品の配置時、配線時に部品同士が干渉していないか確認することができます。中板に配置した部品同士の干渉だけでなく、扉に配置した部品と中板の部品の干渉を確認することも可能です。
部品同士が干渉している場合、部品が赤くなりアラートを表示します。もちろん部品は配置できません。
セミナーでは詳しく説明していましたが、ここでは実装パネル以外に配置された部品との干渉チェックをご紹介します。
実装パネルだけ表示し、新しく部品を配置しようとします。(下記画像)しかし部品が赤くなり、何かと干渉していることを表しています。
表示を変更してみます。すると、実装パネルだけを表示していた時には、わからなかったのですが、実は部品がすでに配置されていたことがわかります。この部品と干渉していたために、アラートが表示されていたことがわかりました。
この干渉チェック機能により、組立時に部品が干渉してしまってはいらない!というトラブルを回避できます。
RiThermは発熱量や外部環境などの情報を入れるだけで、必要な冷却能力を算出・必要なRittal製品を選定してくれるソフトです。
EPLAN Data PortalからRiThermを直接呼び出して使用することができます。またRiThermで選定した部品情報をEPLANプロジェクトにインポートし設計に利用できます。
部品の発熱量を可視化できるので、部品の配置時に熱の影響を考慮してレイアウト設計を行えます。