IEC規格とは?JIS規格、ISO規格との違い
2024/04/02
EPLAN製品情報
制御盤の保守メンテナンスでは紙に印刷された図面を用いることが一般的です。何か変更があった場所は、図面に直接書き込まれていきます。何年も何年も同じ図面に文字が書きこまれていくと、どれが最新情報か読み取れないということが起こります。また、手書きの文字では、人によってはクセが強くて読み取れないということも考えられます。
部品の交換が繰り返された制御盤と手元にある図面が違う場合…図面に書いてある手書きのコメントを読み解き…メンテナンスをしていく。もしくはベテラン作業者のサポートによって保守メンテナンスをしていくのではないでしょうか。では、保守メンテナンスで部品を何度も交換しているけれど、制御盤と図面が同じである場合、作業効率はどの程度上がるでしょうか。
EPLANはこの「紙図面と赤ペン」という長年のソリューションをデジタル化しました。
EPLAN eVIEWとは簡単に言うと「ブラウザベースの完成図書」です。タブレットの中に完成図書となるデータが入っているのではなく、EPLANのクラウドソリューション EPLAN Cloudにそれらのデータがアップロードされています。なので、インターネットがつながっていればプロジェクトにどこからでもアクセスが可能となります。
参考:EPLAN Cloud
*EPLAN ePULSEは2022年3月より「EPLAN Cloud」に名称変更になりました。
クラウドにデータがアップロードされていると何が良いのでしょうか。
それは、プロジェクトに誰でもアクセスができる点。誰でもアクセスできるというのは、「アクセス権限を渡した人が誰でも」アクセスできるという意味です。もう少しかみ砕くと、電気設計者と制御盤のメンテナンスをする人が同じ図面を見ることができる、というイメージです。
eVIEWには共有しているプロジェクトに作業者(現場)からコメントをつけられる機能があります。(のちに出てくるレッドライン機能)逆に設計者も赤文字フィードバックすることができ、コミュニケーションをとることが可能です。
これは例えば、実際にメンテナンスしている人が「xxx部品を◎◎◎部品に交換しましたよ」とeVIEWに書き込む。すると電気設計チームが「なるほど。では設計データも同じように更新しましょう。」と回路図なり部品表なりを変更します。すると、更新されたデータがメンテナンスをしている人にも届きます。
常に実際の制御盤と図面が同じ「デジタルツイン」の状態を保つことができるというソリューションです。
参考:制御盤のデジタルツインを活用して盤製造コストを削減!|EPLANブログ