
意外と知らないワイヤー、ケーブル、ハーネスの違い
2021/04/07
お役立ち資料
本お役立ち資料は2018年に公開されました。
2021年の今、電気設計のデジタル化、制御盤製造のデジタル化に向けた機運が公開当時よりも高まってきていると感じています。
そこで少しでもお役に立てばと、現在「電気設計の標準化と3Dデータ化がグローバル企業の成長の鍵に」のお役立ち資料を公開しています。
以下記事はお役立ち資料の内容抜粋と補足です。合わせてご活用ください。
第4次産業革命やインダストリー4.0と日本でも聞くようになったのが2016年頃からだったと思います。ドイツに本社を構えるEPLANも、本社からドイツの事例などの情報が共有されるようになりました。
ドイツでは、急速に変化するマーケットに対応するため、各社が共通プラットフォームのソフトウェアによる3Dデータ設計することで効率化を図っています。これにより、新しい設計図はデータとして蓄積され、ソフトウェア上でのバジョーンアップやマイナーチェンジが可能になります。
共通プラットフォームのソフトウェアによる3Dデータでの設計というのは、EPLANで言うと「電気設計から制御盤の設計で使うレイアウトの設計まで全てを1つのプラットフォームでやりましょう」ということです。
※本文に出てくるデジタルエンジニアリングは、電気設計データを制御盤の製造工程までデータつなぐ意味
図:電気設計の標準化と3Dデータ化がグローバル企業の成長の鍵により抜粋
日本企業の多くは、標準化、ノウハウをアナログで管理しています。そのため、デジタルエンジニアリングを活用した標準化の整備ができておらず、設計図が紙の図面のまま製造工程まで進んでいくのが現状です。
デジタル化していない図面では、生産拠点や部品の調達が各国で異なる状況において、対応に時間がかかってしまうことは容易に想像できます。さらにメンテナンスで発生した
問題なども源流へのフィードバックがなかなかできていません。
デジタルエンジニアリングを活用した設計データで標準化は、グローバルマーケットでの競争に勝ち抜くためには必ず必要です。また経営面においても、新規開発への投資、製造コストの削減など効果的です。
製造段階での人手不足解消や今まで培った日本独自の設計技術を活用するためにも、設計段階のデータ化は効果的であると言えます。電気設計をデータ化することで、日本の強みを活かせる優秀なエンジニアの知識を蓄積し、標準化することができます。開発段階での無意味な属人化を避け、プロジェクトに合わせたエンジニアの選択が可能となります。
また、蓄積したデータを活用することで、熟練エンジニア不足による開発の遅れ、製造段階の工程の効率化、エンジニアの育成などを効率的に行うことが可能となります。また製造工程では、専門知識がないスタッフでも3Dデータを活用したオペレーションに従うことで製品の組み立てが可能になり、人材不足解消にもつながる。
参考:設計データが製造までつながるとは…?
EPLANができること、EPLANの紹介はこちらのページで詳しくご紹介してます。