IEC規格とは?JIS規格、ISO規格との違い
2024/04/02
トレンド
※10月19日に公開時に画像に一部間違いがありました。大変失礼いたしました。10月26日訂正済みです。
電気図面は設備の制御情報を示す方法として使用されます。設備の電気回路を表す図面としては主に「単線図」と「複線図」が用いられます。
単線図は「単結」「単線結線図」「単線接続図」とも呼ばれ、
複線図は「複線結線図」「複線接続図」とも呼ばれます。
この単線図と複線図の違いを一言で言うと、単線図は「概要を示した図面」であり、複線図は「詳細を示した図面」です。
単線図はシンプルに回路全体の機器構成や容量、接続を表すための図面であり、シンボルとよばれる簡単な電気用図記号と1本の線で示します。
用途としては計画や打ち合わせでの説明に用いられます。たとえば、プラント系などの大きい設備や受電設備の全体の構成を把握するために、単線図は必要となります。
シンボルを用いて単線図と複線図を書くと、以下のような図面になります。
単線図
複線図
複線結線図のもとになる単線結線図を作成するときのポイントについて説明します。
まず単線図の目的は全体の構成を示すものですので、細かくなりすぎないように気をつけましょう。
作成時のポイントは次の5つです。
ここまで5つのポイントを紹介しましたが、もちろん各社によってルールが異なります。どの情報を書けばよいか迷った場合は会社内にあるほかの図面を参考にするのも良いでしょう。
メカCADは機械用CADとも呼ばれ、その名のとおり、機械図面に特化したCADです。
単線結線図や複線図のみならず、電気設計は電気設計に特化したCADで書くことをお勧めします。
シンボル間の結線や部品表などのレポート作成を自動で行う機能などが総合電気CADには含まれていることが多いです。設計に関する手作業を減らすことで、設計工数の削減、ほかの仕事に時間を回すなどが可能です。
電気設計CAD導入検討の場合はぜひEPLANも思い出していただければ嬉しいです。
参考:
電気エンジニアのツボ|電気図面の種類とは?単線接続図、複線接続図など6種類を紹介
電気エンジニアのツボ|単線結線図の読み方(見方)、回路記号と良い図面の見極め方
日本産業標準調査会|データベース検索-JIS検索(日本産業規格 JIS C 0617)