IEC規格とは?JIS規格、ISO規格との違い
2024/04/02
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さまざまな工場で24時間稼働している作業ロボットの多くに、空圧によって動く装置が使われています。
こういった装置を確実に効率よく作動させるためには、空圧回路の設計が重要です。
空圧回路設計のポイントと注意点、空圧回路設計と電気制御設計との関係についてご紹介します。
空圧回路とはどのようなもので、どのように設計されるのでしょうか。再認識のため簡単にまとめます。
圧縮空気を作り出す機器や、圧縮空気によって動く機器を総称して空圧機器と呼びます。
これらの空圧機器を組み合わせることによって作られた装置が空圧装置です。
また、空圧装置において空気の流れ方、使われ方を表したものは空圧回路と呼ばれます。
空圧装置、空圧回路は制御が容易で作動速度も出せるため、FA(ファクトリーオートメーション)を支える重要な要素のひとつとして、あらゆる産業の工場で活躍しています。
空圧装置は素早い動作を簡単に制御することを得意としていますが、
不具合なく想定した通りの動作をするためには、空気の通り道を考えることが重要となります。
この空気の通り道や通る順番、使う機器の選定や設置方法を考えるのが空圧回路の設計です。
特に、複雑な動きを何万回も繰り返すロボットでは、空圧回路設計は欠かせません。
想定した通りの作動をするよう設計するのはもちろんのこと、現場での調整や保全・修理まで考えた空圧回路設計が求められます。
では実際に、空圧装置にはどのような機器があり、それらによってどのような空圧回路が構成されるのかを見てみましょう。
空圧回路には次のような空圧機器が使われます。
エアー駆動アクチュエータ参考画像:SMC EPLAN Data Portal 掲載情報より
簡単な空圧回路の例としては次のような動きをするものがあります。
参考: