企業や地域社会に仮設電源や 冷暖房ソリューションを提供
1962年にオランダで設立されたAggreko社は、現在スコットランドのグラスゴーに本社を置き、企業や地域社会に仮設電源や 冷暖房ソリューションを提供する世界有数のグローバルサプライヤーに成長しました。同社は現在、100カ国以上でサービスを提供し、世界204カ所以上で事業を展開しています。
WordとExcelとCADを使用
Aggreko社では、以前は電気設計にMicrosoft WordとExcelのドキュメントを組み合わせた2D CADを使用していました。Aggreko社は、製品開発にかかる時間とデジタルプロトタイプの設計にかかる時間を短縮したいと考え、EPLANに問い合わせをしました。
EPLANのエンジニアがAggreko社の設計プロセスを確認した後、効果的なデータフローと部門間のコラボレーションをサポートするEPLAN Electric P8、EPLAN Pro Panel、EPLAN Harness proD、EPLAN Smart Wiringを提案しました。検討の結果、Aggreko社は設計プロセスを合理化するためにEPLANの導入を決定しました。
電気設計の中心 EPLAN Electric P8
EPLAN Electric P8は、Aggreko社が採用したソリューションの中核です。Electric P8は、効率的な回路設計、ドキュメントの作成、プロジェクト管理のための包括的な機能を提供するソフトウェアです。主なメリットは、回路図を簡単にかけることだけでなく、何度も繰り返し使用する回路図のパターンを登録し、効率的な回路図の再利用をサポートすることです。これは設計時間を節約するだけでなく、図面のコピーペーストで発生する図面作成のエラーを減らすことができます。ドキュメントの作成もEPLAN Electric P8で設計したデータをベースにして、自動で作成します。
デジタルツインを作成するPro Panel
EPLAN Pro PanelはEPLAN Electric P8と連動し、制御盤のレイアウト設計をサポートします。EPLAN Pro Panelは機器リスト、接続リスト、回路図など、ユーザーの好みの設計方法で使うことができます。必要な部品はドラッグ&ドロップで簡単に、3Dレイアウト上に配置できます。エラー検出機能などを使い、現物と同じデジタル・ツインを作成します。デジタルツインを作ることでが最初から正しく作成されるため、テストが非常に容易になり、再加工の必要性がほぼなくなります。
「EPLAN製品を使用する最大のメリットは、より速く、より正確で、一貫性のある設計ができることです。このソフトウェアは、設計プロセス全体をスピードアップするだけでなく、ドキュメントの作成など、日常的で反復的なタスクをすべて自動で処理します。」グレーム・シールズ氏, Lead Electrical Engineer, Aggreko
3Dおよび2Dのワイヤーハーネス設計
Aggreko社はまた、3Dと2Dでケーブルとワイヤーハーネスの効率的な設計とドキュメントの作成をサポートするEPLAN Harness proDを利用しています。使いやすさ、自動化された作業プロセス、正確な製造ドキュメント、高い再利用性などが、メリットです。さらに、ワイヤーハーネスの設計は試作品の有無に左右されないため、Aggreko社の設計エンジニアは多くの時間を節約できました。
電気も3D設計、自動化するのが当たり前!? 「ハーネス設計の最新動向」|AperzaTV 資料抜粋
配線サポートシステムも組み合わせて活用
最近、AggrekoはEPLAN Smart Wiringも導入しました。これは配線作業をステップバイステップでサポートするシステムです。EPLAN Smart Wiringのおかげで、Aggreko社の設計者と制御盤メーカーは、エラー率の大幅な低下と大幅な時間節約を可能にしました。特に設計で何か変更があった時に効果を発揮します。配線経路の変更があった場合、その変更箇所のみを抽出して表示できるため、複雑なタスクを迅速かつ確実にサポートします。
Aggrekoはまた、何十万もの電気、機械、流体、空気圧部品の詳細な部品データを提供するEPLAN Data Portalも幅広く活用しています。
「EPLANソフトウェアのおかげで、私たちの新しい設計ソリューションはインダストリー4.0の目標に非常によく適合しました。私たちはその結果に非常に満足しており、設計チームの全員がその効果に気づいています。」