EPLANって何?

EPLANって何?

EPLANは電気制御盤・装置の「設計」「製作」「運用」の効率化を実現するためのソフトウェアソリューションです。欧米を中心に世界中で標準の電気設計ツールとして導入されており、自動車産業・産業機器メーカー・プラントメーカーなどで使用されています。中小企業からグローバル企業まで、企業の大きさに関わらず、お客様の専門知識を効率的に運用できるようサポート体制を整えています。

効率的なエンジニアリング(Efficient Engineering.)がEPLANの理念であり、設計だけでなく、設計から製造、メンテナンスまで、すべてがつながるエンジニアリングを可能にします。
例えば従来の手法による回路設計では、線を引く、番号を振る、部品表(BOM)などのレポートを別途作成するなど、多くの手作業が必要です。これらの作業は自動化することができ、さらに自動化することで人件費・作業時間・エラーの削減に繋がります。

EPLANは「普通のCAD」と何が違うのでしょうか。

EPLAN プラットフォームとは?

EPLANプラットフォームとは、すべてのEPLAN製品が共有しているプラットフォームを指します。EPLANを使った設計データはすべてここに集めら一元管理されます。ユーザーはここからデータを使用するので、常に「1つ」のオリジナルデータを全員で共有できます。

EPLANプラットフォームのもう1つの利点は、ERPやPDMシステムとの連携を可能にすることです。EPLANプラットフォームのデータはリアルタイムに処理されているので、外部ソリューションとの連携ができます。

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EPLANプラットフォームグラフィック

普通のCAD VS EPLAN

ここで述べられている普通のCADとはいわゆる「お絵かき」をするだけのCADを指しています。「絵」の情報しかないため、例えば部品表を作るためにEXCELを使い、新しいファイルとして作成しなければなりません。また既存回路のコピペによる作業では、チームでエラーの修正が忘れられている「絵」をコピーして使用して、思わぬ別のミスを引き起こす原因になることもあります。

一方EPLANはデータを使用して、設計(作図)をします。すべての設計データはチームで共通のプラットフォームで管理しながら設計を進めます。変更があった最新データはリアルタイムで全員に共有されます。さらに設計データを様々なフォーマットでエクスポートできます。

機械設計の分野はCADを使うことで発展を遂げてきました。そして電気設計の分野にも遅ればせながら、革新的なツールが登場しました。

機械設計ではすることを、なぜ電気設計ではしないのでしょうか。

機械設計の分野では、以前から再利用可能な設計データを利用してきました。1つのプロジェクトを複数の機械設計者がそれぞれ個別に設計作業を行います。プロジェクトで再利用可能な、標準化されたライブラリデータを準備することで、複数の設計者が同時に設計作業を行い、作業工数を節約できます。新しいプロジェクトが始まるときに、何度も同じ準備作業をするのではなく、すでにあるモノを再利用して始めます。

電気設計の分野では、長らく電気回路図は再利用が出来ない、単純な2D図面として認識されていました。電気設計も部品に定格などの仕様情報を持たせることで、回路設計、制御盤レイアウト設計、購買、製造など各業務の効率向上につながります。例えば、設計で使用した部品を部品表としてエクスポートできるので、購買業務もはかどります。

BOM.jpgEPLANで作成されたBOM

電気設計者はマクロ機能を活用して、回路図を書き、全体のプロジェクトに最適なバリアントを選択することができます。マクロ機能は再利用可能です。電気設計の時間が短縮され、手作業がないためエラーがなくなります。

EPLANが効率的なエンジニアリングに有用なことはお分かりいただけたかと思います。しかし、メリットは他にもあります。

手作業で行っていた設計情報の修正は、もう自動でできる。

普通のCADでの設計は、変更や訂正に手間がかかります。例えばページや部品の名前を変更する場合、関連するページ全ての変更を手作業で行わねばなりません。これは面倒なクリックと入力作業を何時間も必要とします。

EPLANではデバイスタグ、ページ数などの情報はすべてプラットフォーム上にあります。ある箇所を変更すると、全データが自動的に更新されます。エラーのない素早い更新作業が可能です、プロジェクトに関わる全ての人のデータも更新されます。EPLANでは最小限の労力で、すべての変更を追跡・通知・共有できるリビジョン管理システムも備わっています。

自動更新で節約できる時間を考えてみてください。

電気設計部品の総合データベース

正確な部品データは効率的な設計に不可欠な要素の1つです。しかしそれらの部品データを1から作ることはとても面倒です。EPLANには、部品メーカーが作成しサポートしている部品データベース「EPLAN Data Portal」があります。世界中のメーカーが自社の部品データを管理し、このデータベースに定格や3Dレイアウト図などを公開しています。プロジェクト内に使用部品データをインポートするだけで、部品データを作る手間は省けます。

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3Dレイアウトデータの強み

EPLANでは制御盤内のレイアウト設計をするために部品の3Dデータを使います。3Dデータを使い設計することのメリットは何でしょうか。

  • 全ての部品がパネル内に収まっているかを設計段階で簡単に確認できる。―製造段階で部品がパネルに入らない等のエラーを回避し、設計精度を向上させます。
  • 部品の干渉チェックを事前にできる。―製造段階でのエラーを回避できる 逆に盤内に空きスペースが多い場合は制御盤サイズを小さくできる。―省スペース化
  • 設計段階でワイヤの長さと配線ルートが決まる。―EPLAN Smart Wiringとの連携が可能 自動加工機との連携ができる。-穴あけ位置やワイヤ加工に必要なデータを設計段階で作れる
  • デジタルツインを作成できる。-設計―製造―メンテナンスまで一貫したフローで管理できる 詳細な設計データができる。-サービスとメンテナンスの迅速化
  • 正確なBOMとケーブルリストの作成。

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EPLANとRittalのバリューチェーン

制御盤製造の標準化を進める姉妹会社のRittalは、世界をリードする制御盤、配電盤などの筐体メーカーであり、それらを用いたシステムプロバイダーです。Rittal Automation Systemでは制御盤の久組み立てをより簡単に、より早く、そして正確に行うための加工機を使い、制御盤製造の自動化を進めています。
例えばEPLANで制御盤内の3Dレイアウト設計を行い、そこで作成された穴あけ位置データをRittalの切削加工機Perforecにインポートすると穴あけと切り抜きを自動で行います。

EPLANを使用して制御盤を設計すると、製造に必要なデータはすべてエクスポートできます。もしRittalのワイヤー加工機WTワイヤーターミナルなどのワイヤ加工機をお持ちであれば、少ない手作業で製造に移行できます。例えば加工機が別の拠点にあったとしても、データを送ることで連携ができます。

電気設計にPDMを導入した場合

電気設計の現場にPDMを導入すれば、「CADデータ」「図面」「部品表」「設計変更情報」など、電気機械設計に必要なデータの管理が容易になります。また、過去の回路図面といったものが有効活用できるので、類似設計において力を発揮します。
さらに、ほかの設計部門と容易に情報共有ができることで、機械設計のデータも必要になるケーブル設計やハーネス設計における手戻りが少なくなるはずです。

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