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ドイツ Protec Technologies社

ビルディングオートメーションでP8とPro Panelの活用

事例の種類
海外事例,
導入製品
Electric P8, Preplanning, Pro Panel,
業界
ビルディングオートメーション,

Preplanningの良い点は、例えば部品が変わったり、型が変わったりした場合、対応するすべてのデータが構造全体を通して変更されることです。

EPLANの導入事例(英語)を日本語に訳しています。一部抜粋、わかりやすい日本語に言い換え、追記などを行っています。完全版(英語)はこちらのリンクからご確認ください。

The Code to Greater Efficiency

もくじ

一貫した信頼性の高いビルディングオートメーションを実現するため、Protec Technologies社は、あらゆる業界を網羅する包括的なソリューションを導入しています。同社は、ビルやプラントシステム向けにカスタマイズされた計装・制御技術の設計、構築、プログラミングを行っています。EPLANの導入で、プロセスをより安全かつ大幅に効率化することができました。

ドイツの全消費エネルギーのうち35%が建物によって消費

ドイツの全消費エネルギーのうち35%が建物(住宅やオフィスなど)によって消費されており、全二酸化炭素排出量の約30%が建物から排出され、これは交通(車など)や工業活動よりも多い数値です。建物が大量のエネルギーを消費し、それによって大量の二酸化炭素を排出しているため、建物のエネルギー需要を削減することが、気候保護の法的規定の焦点となっています。

しかし、ビルディングオートメーションが活況を呈している理由はそれだけではありません。安全性やセキュリティはもちろんのこと、健康や快適性に関する基準も、今日では数年前よりも高くなっています。このように、ビルディングオートメーションは、定義された設定に従って自動的にプロセスを実行したり、操作を簡素化したりする上で、ますます重要な役割を担っています。

 

ビルディングオートメーションでP8とPro Panelの活用

Protec Technologies社は、2004年にRolf Martens氏が設立した会社です。現在は24名の従業員を擁し、ビルやプロセスオートメーションにおけるI&C技術の計画、設計、導入に携わっています。

「お客様のプランニングに基づき、建物のビジュアライゼーション、設計、建設、プログラミングから、プラントシステム機器、スイッチギアシステムエンジニアリング、VPNプラントのネットワーキング、組み立てまで、すべてを提供します。もちろん、これらにはサービス、メンテナンス、リモート・メンテナンスも含まれます」Martens氏


EPLANソリューションとサービスは、同社が設立されたときから使用されています。

EPLANは、見積もりの作成からサービスやメンテナンスに至るまで、全プロセスを通して私たちをサポートしてくれます」設計マネージャーArmin Schwarze氏

 

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「EPLANのトレーニングとソリューションの簡単なユーザーインターフェースのおかげで、追加プログラムやマクロの作成はまったく問題ありません。」Armin Schwarze氏

 

EPLAN Electric P8は回路図や部品表の作成、デバイスの管理、ラベルの作成に使用され、EPLAN Pro Panelはマウンティングプレートの組み立て、配線の引き回し、3D制御盤の設計などのタスクを管理します。

最近では、EPLAN Preplanningが制御図の作成、システムの概要の事前計画、ビルディングオートメーションの設計に使用されています。

端子ストリップの設定と構成は、フエニックス・コンタクトのClip-Projectで実行されます。

 

PIコードが自動生成され、それを使い回路図を作成


Protec Technologies社は当初、ビルディングオートメーションによく使われているソリューションをテストしました。良いツールではありましたが、データの一貫性が保証できないという欠点がありました。そのため、データがつながる総合ソリューションであるEPLANを採用しました。

昨年、同社はEPLAN Preplanningを導入しました。

「EPLAN Preplanningで、顧客の敷地、工場全体、建物、敷地、プラントシステムの構造を計画します。このソフトウェアの導入目的の一つは、設計段階を短縮することでした。」Schwarze氏

 

EPLAN Preplanningは、プロセスと計装データの構造化とその管理をします。Schwarze氏と彼のチームは、それを使って初期データシートと仕様を素早く作成することができます。これにより、事前計画の段階で、資材調達のための構造化されたレイアウトを作成することができます。

EPLAN Preplanningを導入したもう一つの大きな理由は、顧客から、プラント識別コード(PIコード)と呼ばれる、技術的な建築設備の統一識別システムを作成したいという要望が頻繁に寄せられるようになったことです。コード内の各個別要素には、建物の名称、情報の焦点、取引指定(電気など)、システムのタイプ、温度や湿度の値などの機能などの情報が含まれています。プラントのシステムや部品は、この方法で統一的かつ一貫して指定・記述することができます。

 

「PreplanningによってPIコードが自動生成され、それを使って、例えば回路図を作成することができます。以前は、Excelのリストに手作業で入力したデータをAccessのデータベースに追加して、PIコードを生成していました。非常に複雑で、ミスが起こりやすいプロセスだったので注意しなければなりませんでした。EPLANでは、ボタンを押すだけで自動でやってくれます。全体として、プロジェクトの実行時間を最大20%短縮できるようになりました。」Schwarze氏


EPLANソリューションを使用することによって、節約された作業と時間が魅力的な提案となり、バイエルン州北部の病院のI&C技術計画をProtecが落札しました。このプロジェクトは115万ユーロの価値があり、2年かかる予定です。 Protec Technologies社は、プラントシステムの運用データを提供するエンジニアリングオフィスと共にこのプロジェクトに取り組んでいます。

 

「EPLANは、DXFベースのCADデータとして、あるいは単純なPDFファイルとして送られてくるデータを使用し、処理することができます。」Schwarze氏

DXFまたはPDFファイルとしてコントロール・ダイアグラムがある場合、それをPreplanningにインポートし、必要なデータを補足します。

次に、ソフトウェアがPIコードを作成できるように、ダイアグラムに必要なすべての重要データを定義します。


「構造全体、工場全体、システム全体にわたって自動的に作成されます。この素晴らしい点は、変更があった場合、例えば部品が変わったり、型が変わったりした場合、対応するすべてのデータが構造全体を通して変更されることです。以前は、回路図やエクセルのリストなどをすべて変更するのは大変な作業でした」。

 

EPLAN Data Portalには価格は含まれていませんが、プラントシステム設計のためのコンポーネントのその他の技術データはすべて含まれています。Schwarze氏は、クラウド上で、数百のメーカーの100万を超えるデータセットから適切なコンポーネントを選択し、プロジェクトに投入することができます。

「プログラマーも、プログラミングやスケーリングなどをどのように調整しなければならないかを、情報から読み取ることができます。以前は、常に事前に調べる必要があり、かなりの労力が必要でした。例えば、室内センサーが湿度センサーになるとき。マウスをクリックするだけで、測定範囲と元の回路図が同時に変更されとても助かります。」Schwarze氏

 

QRコード付きラベルの作成

EPLANが提供するQRコード付きラベルは、Protec Technologies社も採用している機能です。

第一に、顧客はラベル上のプレーンテキストでメンテナンスの推奨事項を提供することができます。
第二に、QRコードはさらに、例えばProtec社内のクラウドに保存されている顧客データシートを提供するために使用することができます。

これにより、顧客はすべての在庫文書と回路図にオンラインでアクセスできるようになります。

 

Protec_Schaltschrank_Detail_3Photo: Protec Technologies

 

「もし回路図が何らかの理由で制御盤内にない場合(顧客は常に紙のコピーを受け取りますが)、顧客はQRコードをスキャンしてオンラインで回路図をダウンロードすることができます。そうすれば、利用可能なすべての情報を手に入れることができます。」Martens氏


「技術者の一人がメンテナンスのために現場にいて、ルームセンサーに何か異常があることを発見した場合、それを記録してすぐにクラウドにアップロードし、センサーをスペアパーツとして注文リストに載せることができます。」Martens氏

 

これにより、メンテナンスが大幅に簡素化されます。

 

ERPソリューションをEPLANのERP/PDM Integration Suiteに接続

Martens氏とSchwarze氏は、EPLANをつかったの次のステップについても考えています。ERPソリューションをEPLANのERP/PDM Integration Suiteに接続し、コストや価格などの企業データを直接交換することです。Martens氏 は、注文とフォローアップの管理、コストセンターの計算、注文後の計算が非常に簡単になることを期待しています。

 

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